農業改革 agricultural reform 2003 12 13
今(2003年当時)、話題は、金融改革、年金改革の話題ばかりです。
しかし、今、日本に必要で、
これらの改革よりも、先行させるべき改革があります。
21世紀は、科学技術の時代であるとともに、農業の時代でもあるのです。
「農業技術」の時代でもあると言えます。
このふたつが、今後の世界において、大きな流れとなる可能性があります。
しかし、今の日本の農業は古く、旧態依然としています。
それでも、「農業技術」の確立によって、世界に勝てる可能性があるのです。
それは、いろいろと考えられます。
農業にハイテク技術を導入する「ハイテク農業」もあるでしょう。
あるいは、日本は、周りを海で囲まれているので、
日本列島全体が「無菌室」と言えるでしょう。
これは、外国から見れば、うらやましいでしょう。
ぜひとも、そんな環境で、農業をやりたいと考えるかもしれません。
ですから、ハイテク農業とは逆に、有機農業、無農薬農業も可能です。
こうした分野で、世界に勝てる可能性があるのです。
世界には、たとえ高くても、高品質な農産物がほしいという人が、たくさんいます。
日本製の自動車や電化製品は、世界中に行き渡ったので、
今度は、日本製の農産物を輸出すべきです。
しかし、今の日本の農業は、零細農業で、
しかも農業従事者の高齢化があります。
中小企業ならば、まだいいが、現状では、零細・高齢の事業者ばかりです。
これでは、21世紀の農業には、ついていけません。
21世紀の農業とは、「農業技術力」と「商品企画力」が問われる時代です。
今の農政は、守ることばかり、現状維持に懸命となっています。
これでは、チャンスを逃すばかりか、
逆に、チャンスをピンチに変えてしまいます。
ぜひとも、農業改革を推進すべきです。
LED農場 LED farm 2004 6
13
今日(2004年6月13日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「ハイテク農業」
「LEDで育てる野菜工場」
「発光ダイオード(LED)を使った野菜の育成装置」
「赤、青、緑、近赤外線の4種類のLEDを、照明に利用する」
「密閉した施設で、野菜を栽培する野菜工場は、
季節や天候に左右されず、出荷できる」
こうした装置で、野菜を育てれば、
無農薬で育成できるかもしれない。
LEDならば、蛍光灯に比べて、省電力で、
なおかつ、寿命が長いでしょう。
さらに、光量を、コンピューター制御するのが楽でしょう。
将来は、超高層ビルが、野菜工場だった。
そういうこともあるかもしれない。
新宿の高層ビル街に、
野菜工場のビルを建設するということも、
あり得るかもしれない。